広域分散型仮想クラスタ構築技術に関する研究
広域の複数拠点の計算資源を動的に集約して、仮想的なクラスタシステムとして構築するためのシステム基盤技術の実現を目指しています。特に、本研究では、仮想計算機技術、オーバレイネットワーク技術、Software Defined Networking (SDN) 等の仮想技術を駆使し、ユーザ要求に基づき必要な計算資源、ネットワーク資源をオンデマンドに切り出し構築したユーザ占有型の計算環境を実現します。今日では、そのような広域分散型仮想クラスタを実現するために最適なネットワーク構成手法に取り組みをおこなっています。
研究成果
- 多田大輝, 市川昊平, 伊達進, 阿部洋丈, 下條真司, “オーバレイネットワークを用いたマルチサイト仮想クラスタ構築システム”, 情報処理学会論文誌:コンピューティングシステム 第40号, vo.5, no. 5, pp. 76-89, 2012.
- Susumu Date, Taiki Tada, Kohei Ichikawa and Shinji Shimojo, “Towards multi-site virtual cluster deployment”, Korea-Japan e-Science and Cloud Symposium, Proceedings of The 6th International Conference on Ubiquitous Information Technologies & Applications, pp.29-32, Dec.2011.
関連学位論文
- 多田大輝, "広域分散計算特性に基づく経路制御を行う仮想ネットワーク構築システム", 大阪大学大学院情報科学研究科博士前期課程修士学位論文, 2013年2月.
- 古久保慶, "複数サイトにまたがる仮想クラスタ構築手法", 大阪大学大学院情報科学研究科博士前期課程修士学位論文, 2011年2月.
- 楠元康之, "オーバレイネットワークを利用する広域分散型仮想クラスタに関する研究", 大阪大学大学院情報科学研究科博士前期課程修士学位論文, 2010年2月.