MPI 縮約演算の高速化のためのSDNコントローラの設計と実装
本研究では、Software-Defined Networking (SDN) を応用した高速MPI_ALlreduceの研究開発を行っています。今日デファクトスタンダードな分散並列ライブラリ MPI (Message Passing Interface) は、プログラム開発者が容易にプロセス間通信を行える API (Application Programming Interface) を提供します。本研究では、全プロセスのデータを縮約・演算したデータを全プロセスに配布するMPI_Allreduceの高速化を目的としています。
本研究は、大阪大学大学院情報科学研究科の大学院生らが中心となって推進しています。
研究成果(論文)
関連学位論文
- Keichi Takahashi, Dashdavaa Khureltulga, Yasuhiro Watashiba, Yoshiyuki Kido, Susumu Date, Shinji Shimojo, “Performance Evaluation of SDN-enhanced MPI_Allreduce on a Cluster System with Fat-tree Interconnect”, The International Conference on High Performance Computing and Simulations (HPCS2014), pp. 784 – 792, Jul. 2014.
- Keichi Takahashi, “Design and Implementation of Software Defined Networking Controller for Accelerating Collective Reduction Operation in MPI”, 大阪大学工学部卒業研究報告, 2013年2月.
関連プロジェクト : 通信特性にfitした実行時プロセス間通信制御技術
関連分野 : 高性能計算技術